たんぱく質の役割と機能
たんぱく質の主な働き
- 熱やエネルギーになる
- 体の構成成分になる
- 体の調子を整えるがある
この3つとも揃っているのは5大栄養素でタンパク質だけです。だから今のプロテイン中心の食生活でも大丈夫。ダイエットにはうってつけの栄養素です。
たんぱく質の特徴
たんぱく質は炭素、水素、酸素、そして窒素を16%含んでいます。
1gあたり4lcalです。
タンパク質を英語でプロテインと言います。ギリシャ語のプロティオスが語源。「命にとって第一のもの」という意味があります。
たんぱく質の種類
- 単純たんぱく質…アミノ酸だけで構成されているもの。アルブミン、グロブリン、プロラミンなど。
- 複合たんぱく質…単純たんぱく質に糖質、脂質、金属などが結合したもの。リンたんぱく質、糖たんぱく質、核たんぱく質、リポたんぱく質、色素たんぱく質など。
- 誘導たんぱく質…単純たんぱく質や複合たんぱく質が、物理的要員(加熱、凍結、撹拌、希釈、乾燥など)や化学的要因(酸、酸素、アルコール、塩素など)によって変化したもの。例えば、単純たんぱく質であるコラーゲンを熱水で抽出し変性させるとゼラチンが作られる。
アミノ酸の種類
たんぱく質はアミノ酸で構成されています。
アミノ酸は全部で20種類あります。
必須アミノ酸とは体内では合成できないもので、食物から取らないければならない。9種類(成人は8種類)あります。
必須アミノ酸のうちヒスチジンは成人になると体内で合成できるようになります。
残りの11種類は体内で合成されます。
たんぱく質の栄養価はアミノ酸価によって測られます。
動物性たんぱく質を多く含む食品…肉、魚、卵、牛乳、乳製品
植物性たんぱく質を多く含む食品…豆類、大豆の加工品
たんぱく質摂取による特異動的作用
何か食べると体が温まるのは、細胞内の酸化が活発になり、熱量生産が高まるためです。これを特異動的作用といいます。
3大栄養素のなかでは、たんぱく質が最も高く、30%も高めます。
炭水化物(糖質)は6%、脂質は4%高めます。